2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ナニー・マクフィー

授業二つ。『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』。昨今のファンタジーとは一線を画し、メイドと主人の身分違いの愛を描く「心暖まる」系の作品。エマ・トンプソンが好演しています。マクフィー役は日本人だと夏木マリあたりか (特に意味はなし)。余裕があ…

落下する緑

今週、来週と実習のため非常勤お休み。授業で使用するCDの編集など。田中啓文『落下する緑 永見緋太郎の事件簿』。天才テナーサックス奏者永見を探偵役に据え、代作やクラリネットの紛失、トランペッターの失踪に大御所作家の遺作なんかを切り口にした連作…

立川談笑

後輩を送り出して二度寝。寝すぎて腰が痛い。『立川談笑』。2005年に真打昇進を果たした『とくダネ!』のレポーターでもおなじみ立川談笑のメジャー・デビュー第一弾。二枚組みのうち「河内山宗俊」と「時そば」を。好みもあるけど、実力は兄弟子談春の方に…

学会

中四英文学会@安田女子。児童文学会と日程が重なってしまったので、今回は不義理してこちらへ。体調悪し。だからって訳ではないけど、発表2本と講演会のみ。講演では、こんな授業できるところなんて限られてるよなあとか、アンソニー・ホプキンスを知ってる…

「性」のミステリー

小テスト作成とCD編集。あと自分の作業。季節が悪いのか本がなかなか読み進まない。伏見憲明『「性」のミステリー ― 越境する心とからだ』。古本屋で105円。飲み会に集まった9人の男女 (一見男女とも複数いるような設定) のなかから本当は一人だけしかいな…

ランド・オブ・プレンティ

授業一つ。図書館で借り出しと資料のコピー。『ランド・オブ・プレンティ』。ヴェトナム帰還兵のポールは、9・11以後平和ボケしたアメリカを憂い、一人テロリストと孤軍奮闘。携帯の着メロは「星条旗」だし、あら捜しをしては勘違いに終始する姿は滑稽といえ…

AVANTI

授業二つ。変な時間に寝たせいか体がだるい。鯨統一郎『邪馬台国はどこですか?』。たぶん再読。歴史学者二人を向こうに回して、フリーライターの宮田が歴史の常識を覆す歴史ミステリ (というとちょっと語弊があるか)。いわゆる「ミステリ」ではなくて、井沢…

最強伝説黒沢

授業二つ。ぼちぼち論文。『最強伝説黒沢』。人間性を問ういつものジリジリした展開とは違って、自称人生の最底辺でさまよう黒沢がいかにして人望を得て、「米軍」なみの強さを身につけていくかを描く。仲間の建設作業員の出来合い弁当にアジフライをこっそ…

ブロークバック・マウンテン

授業二つ。専門用語が辞書に載ってないんです、と編入試験目前に言われても困る。『ブロークバック・マウンテン』。1960年代初頭のアメリカ中西部では、同性愛者は文字通りクローゼットのなかでしか生きられなかった (というか愛を成就できなかった) という…

予期せぬ出来事 3.3

ずいぶん間が空きましたが、ぼちぼち再開します。『予期せぬ出来事』第3集vol.3。植物にも感情があってそれは生体電気によって確認できるらしい、というのをどこかで聞いたことがあるけど、そのお話「音響捕獲機」(The Sound Machine)、負債を抱えて首の回ら…

予期せぬ出来事 3.2

授業二つ。前期試験返却と解説。授業後「あのー、先生。ご相談が」と上目遣いで見るのやめれ。『予期せぬ出来事』第3集のvol.2。タイトルとは不釣合いなコントのような展開。正確にいうと「死者」ではなくて「生者」になるのかな「死者の悪口にご用心」(Neve…

座右の銘は出たとこ勝負

授業二つ。『BBC ワールド・アニマル・カップ ― スポーツの祭典』。ディスカバリーチャンネルのかと思ったらBBCでした。人間サイズにしてみるとこんなに凄いんですよ、という動物愛・昆虫愛に溢れた作品。総合格闘技のを作ってくれないかな。戸川純『玉姫様…

予期せぬ出来事 3.1

授業二つ。大いにすべって大怪我。『予期せぬ出来事』第3集のvol.1。大人になった今も学生時代の力関係に翻弄される男の話。9月号の『en-taxi』でもリリー・フランキーとの対談で井上陽水が似たようなこと言ってたけど、永久に浮き上がれないよなあ。「負け…

猫村さん

授業準備。小テスト作成。その他雑務。『きょうの猫村さん』。よく猫がイカを食べると腰を抜かすというけれど、実家の猫はイカを食べても平気なので (量によりますが)、この辺りはリサーチ済みなんでしょう。甘いものとかタマネギなんかがダメなんでしたか。