首提灯

授業の準備とか書き上げた書類の見直しとか。

合間に 『古典落語100席』 をパラパラ。無知を晒すのは恥ずかしいけど、「首提灯」 のところで、あれっと思う。以前 『日本の話芸』 で桂南光が 「首提灯」 を演じていたことがあって、首を提灯代わりにするサゲは一緒なんだけど、南光の噺とこの本に書かれているストーリーがちょっと違う。で、解説を読むと上方落語江戸落語では、同じサゲでもそこに至るストーリが違うのだとか。「時そば」 が上方落語では 「時うどん」 になるのと同じようなものかと得心。

娼年』 読了。先の展開が読めてしまう感はあるけど、楽しめました。手の小指を折ってもらうことで性的快楽を感じるマゾヒストの娼夫の話には、(マゾヒズムを否定はしませんが) 黒板をひっかいた時みたいな思いをする。