小言幸兵衛とGorey

HDDチェック。土曜の「日本の話芸」が何故か撮れていなかったので、日曜の再放送分を観る。桂歌丸「小言幸兵衛」。ものの本によると、本来の噺はのべつ小言ばかり言っている長屋の家主、幸兵衛のところに搗米屋、豆腐屋、仕立て屋、鉄砲鍛冶が次々と借家を求めてやってくるというものだが、噺が長いせいか、「日本の話芸」では搗米屋と鉄砲鍛冶が削られていた。借家を求めてやってくる豆腐屋と仕立て屋を幸兵衛があれこれ難癖をつけて追い返す噺。聞き所は幸兵衛の妄想たくましゅうした挙句の難癖だろうか。序盤、豆腐屋とのやり取りはちょっと不安だったけど、仕立て屋が出てくる段になると、落ち着いて観ていられる。

Edwayd Goreyの The Doubtful Guest。これには、柴田元幸訳があります。訳書といっても、上段に原文、下段に和訳がついているので、こちらを読んだほうがいいかも。解説もついています。

The Doubtful Guest  うろんな客