猫好きに捧げるショート・ストーリーズ

非常勤先で授業。空いた時間に来週分の準備をちょこちょこと。

猫好きに捧げるショート・ストーリーズ

近所の図書館から借り出し。21話からなる短編集 (そのうち、ロズ・チャストのは漫画ですが)。すべての作品がそうではないけれど、おおよその基本線は愛猫家と猫嫌いな (とまではいかなくても、それほど猫に対して興味のない) カップルを取り上げて、猫をめぐる二人の間の確執なり諦念なりを描くもの。秀作揃いのなか、ロアルド・ダール「暴君エドワード」も捨てがたいが、個人的には、ライト・モリス「絵の中の猫」がベストか。ただ、スーザン・フロムバーグ・シェイファー「シカゴとフィガロ」をはじめ、辛くて読み通せないものも多い。