骨つり

日本の話芸」は桂南光「骨つり」。ある若旦那が芸者や幇間を引き連れて木津川で魚釣り。といっても単なる魚釣りではなく、釣り上げた魚一寸につき一円出すとの若旦那の粋な計らい。それを聞いた欲張りな幇間が目の色を変えて釣り糸をたれると、頭蓋骨が釣れてしまう。川に投げ返すのも気がひけ、寺で供養してもらうことに。するとその晩、昼間のお礼にと美女が幇間をおもてなし。それを聞いた隣の男が、よしじゃあ俺もと骨つりに出掛ける「二匹目のどじょう」を狙った噺。似たような噺を前に聞いたことがあるような気がするのだけど思い出せない。