2006-08-01 京極屋の女達 フランシス・キング『家畜』。ようやく読了。ゲイとストレートの苦悩に満ちた共同生活を描いた、キングの実体験が元ネタのゲイ小説。「家畜」(原題 A Domestic Animal) が一体何を指すのかわからないまま読み進まされ、ようやく最後の数頁で、あーそういうことね、と。人種の描き分けがあまりにも紋切り型なのがちょっと気になる。『志ん朝復活―色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」』。