・・・優しくなければ生きる資格はない (マー坊)

授業二つ。

荻原浩『ハード・ボイルド・エッグ』。ウサギとニンジンがあしらわれたカーテンの掛かる元イタリアン・レストランに住居兼事務所を構え、フィリップ・マーロウに憧れる探偵は見えないコルト32口径を振りかざし迷い猫の捜索に今日も明け暮れる。どこか調子っぱずれで酒に弱く、マーロウに憧憬を抱きながらも女性への下心は人並み以上のダメ探偵な訳ですが、ひょんなことから念願の殺人事件に巻き込まれることに。なんちゃってハードボイルドなら最後まで突き通しても良さそうな気もする。

ハードボイルド・エッグ