シャングリ・ラ
授業二つ。『ブリジット・ジョーンズの日記』。サルマン・ラシュディとジェフリー・アーチャーが出てくるあたりまで。
池上永一『シャングリ・ラ』。温暖化の結果あらゆる活動が二酸化炭素排出量で測られる炭素社会に移行した近未来東京が舞台。選ばれた市民がバベルの塔を思わせる空中都市「アトラス」で暮らす一方、ゲリラや難民は二酸化炭素を相殺するため樹海に覆われた東京でスコールに怯えている。そして、最強ニューハーフと変態女医と化け物と巫女と戦闘美少女が(以下省略)。確かに『ナウシカ』に似ていたり『家畜人ヤプー』からの引用はあるけども、そんなのどうでもいいくらいの傑作。