睨み返し

ずいぶん久しぶりにHDチェック。容量がほとんど残ってなかった。そのなかから、1月2日放送『日本の話芸』。正月に放送された特選落語セレクションの1つで、柳家小三治「睨み返し」。小三治の師匠が数年前に亡くなった5代目柳家小さん。小さんといえば、立川談志の師匠でもある。ついでに、お孫さんは若手のホープ柳家花禄。

で、「睨み返し」だけど、年末恒例の借金取りと江戸庶民とのかけあいがテーマ。なんとか借金を踏み倒そうと知恵を絞る庶民と、年内に清算したい借金取り。そうすると、借金取りを撃退する商売が出てくるのも必然。どうやって撃退するかというと、ただただダンマリをきめこんで、睨み返すだけ。したがって、この噺の聞き所(見所)は睨み顔ということになる。小三治の睨み顔すばらしい、赤塚不二夫天才バカボン』に出てくる本官さんみたいな顔になってました。小さんの「睨み返し」も見たいな。