2007-01-01から1年間の記事一覧

お父さんギツネバンザイ

エクセルをあーでもないこーでもないとやりながら母親の手伝い。結局、ペンと定規があれば事足りたのだが。Roald Dahl "Fantastic Mr.Fox"。お父さんギツネにローテーションで農場を荒らされた農場主ボッギス、バンス、ビーンの3人組が、重機を動員してキツ…

カメになりたかった男

各所へお墓参り。あとは古本屋でお宝探し。Roald Dahl "Esio Trot"。退職後、静かな余生を過ごすホッピー氏が階下のシルヴァーさんに思いを寄せる話。ダークでもなければどんでん返しもないのでそれほど面白味はないですが、多読用として勧めやすい。

使命と魂のリミット

帰省。今回ETCを取り付けようか迷ったが、そもそもこの車いつまで乗るんだろうと考え、先送りすることに。東野圭吾『使命と魂のリミット』。研修医の視点と技術者の視点が医療ミスやリコール問題で交差する医学サスペンス。出来は別にしてもドラマ向きである…

TOEIC

TOEIC。新形式に移行して初めて受験するので少しレポート。・Part1の問題が半減した分、若干リスニングの難易度が上がったような気になる。 ・Part4では旧形式の不意打ち4問がなくなり3問に固定。 ・センター試験の第3問と似たような形式のPart6は、前後関係…

義八郎商店街

模試一発。東直己『義八郎商店街』。由来のはっきりしない「義八郎」を冠した商店街の武闘派店主たちとホームレスとの人情話。のっけから嫌な予感はしていたが、「とんでもねえ、あたしゃ神様だよ」って、志村けんじゃないんだから。最近どうも迷走ぎみだな…

英雄先生

教科書発注のお願いとシラバス提出。東直己『英雄先生』。奇跡の舞台は松江。ボクシングで英雄になり損ねた池田が教師として英雄になるビルドゥングスロマン。東作品は、もう「畝原シリーズ」くらいしか楽しみが残されてないんだろうか、と思わざるをえない…

少女には向かない職業

ロバート・ヒルキのテクニック本をパラパラ。試験時に、あ、この手の問題そういえば、「××はこうしちゃいなよ」って言ってたなあなどと考えていたら問題が右から左に通り過ぎて行きそう。いや、決して腐している訳ではなくて、なるほどね、と思わされる箇所…

タイムカプセル

十分意識しながらマンデリンで休憩。酸味がほとんどないのね、これ。折原一『タイムカプセル』。講談社の「ミステリーランド」を向こうに回して理論社から最近刊行された「ミステリーYA!」(勿論「やぁ」ではなくて「ヤングアダルト」)。中学卒業時、10年…

落語ワンダーランド

速太郎で車検。翻訳収入できっちり収まったが、これは喜ばしいことなのか悲しいことなのか。『落語ワンダーランド登竜門』。もうこのシリーズ出ないのかと思ってたら出ましたvol.2。三代目春風亭柳好「野ざらし」、八代目桂文楽「酢豆腐」、五代目古今亭志ん…

くんく便り

宮藤官九郎『私のワインは体から出て来るの』と『おぬしの体からワインが出て来るが良かろう』。ここに書いているほとんどの本は洋書を除いて寝る前に読んでいるのです(誰にともなく釈明)。後者でクドカンが『ビートたけしの刑事ヨロシク』を探していたの…

後ろ傷

確定申告終了。東直己『後ろ傷』。「ハーフボイルド」シリーズ第二弾。北大受験にすべったことで自棄を起こし、自分で選んでおきながら不承不承道央学院国際グローバル大学(通称・グロ大)に通っている松井省吾。わかるぞ、その気持ち。しかし、「グロ大」…

策士山城

あちこちひっくり返して書類探し。高森朝雄・辻なおき『ジャイアント台風―ジャイアント馬場物語』。「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」で解答席を破壊して笑いを誘った馬場さんのイメージが払拭できない世代にとって、ギャグ漫画と化してはいるもののプロ…

今日もおあずけ

最後のテキスト選定。ここ最近こればかりですが、米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』。スイーツ食べてばかりでたいした展開もなく挫けそうになるが、最後でひとひねり半。で、結局二人の過去に何があったのよ。

結婚式

友人の結婚式で小倉へ。みなさんレポートしているので詳細は省きます。なんやかんやで4時過ぎまで。芸事は一日にしてならずを痛感。おお、これはまさしく「夢芝居」だ。しかし20年振りの九州、小倉はいい街でした。(4日) すっぽんサプリ完全比較ガイドへ。裏…

さよなら妖精

やはり源泉徴収は捨ててしまったようで、本部に連絡。なんか知らんが毎年ギリギリだな。米澤穂信『さよなら妖精』。以前読んだもの。つまるところマーヤがユーゴスラヴィアのどこ出身かということだけで、謎自体どうということはないのだけど、ラストにもっ…

小市民たれ

手狭になってきたので掃除。大量のプリント類を廃棄。ちょっと快感。こんなことしてるから源泉徴収がどっかいっちゃうんだよ。米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』。それぞれの過去を封印した「小市民高校生」の小鳩君と小佐内さんが日常ミステリの解明に…

THE AX

古本屋で大量のgraded readersを発見。しかも全部105円。わーい♪座り込んで品定めし15冊ほど購入。推測するに、これはSSSの推薦セットだったんだろうな。ドナルド・E. ウェストレイク『斧』。積ん読しとくだけなのも忍びないのでいまさらながら。どうでもい…

落語劇場

滝田ゆう『滝田ゆう落語劇場 (ちくま文庫)』(ちくま文庫)。文春文庫から出ていた『滝田ゆう落語劇場 〔第1輯〕 (文春文庫 (302‐1))』と『滝田ゆう落語劇場 (第2輯) (文春文庫 (302‐2))』に3席を加えた全38席からなる一冊。勿論、速記本で読むのも楽しいが…

TOEIC本

TOEICの模試探しに生協へ。目ぼしいのはこんなとこかな。左二冊は模試三回分収録。予想点を出すことで他の類似本との差別化を図っているけど、その予想点がどこまであてになるのかは不明。右二冊はテクニック重視で模試一回分収録。個人的には、早く新形式の…

授業

『劇団東京乾電池・創立30周年記念公演DVD 綾田俊樹版「授業」/ベンガル版「授業」』。ウジェーヌ・イヨネスコ作「授業」(1951)の舞台化。大学入学資格を持っている学生が三週間で「全体的博士号」を取ろうと老教授の元を訪れる。算術から言語学へと授業は進み…

サウダージで夜は更けて

もう大丈夫だろうということでタイヤ交換。東直己『駆けてきた少女』。『ススキノ、ハーフボイルド』の姉妹編で「俺」シリーズの六作目。古本屋で見かけたものから読んでいるため、「俺」がもう結婚しちゃってたりする。 俺は舌打ちをしながら、とりあえず缶…

予期せぬ出来事3.4

シラバスとは別の簡易版シラバス作成。プレイスメントテストによる振り分けじゃなくて、クラス分けに学生の希望を反映させるんだとか。久しぶりに『予期せぬ出来事』。第三集のvol.4。社内パーティーに横槍が入ったことに腹を立てる男の話「パーティー」(Th…

Charlie and the Great Glass Elevator

夕方の仕事までCDをiPodへ取り込む作業を延々と。どなたかは存じませんが、トラック情報の入力ありがとうございます。Roald Dahl "Charlie and the Great Glass Elevator"。『チョコレート工場』の続編で今度は宇宙。ウォンカはチャーリーと二組の爺婆と一緒…

八百屋=○○(符丁)

友人の引越しの手伝いに参戦。といってもほとんど若手にまかせてたけど。北尾トロ『危ないお仕事』『怪しいお仕事』。どの職場にもクセのある人はいるものだが、阪急梅田駅の清掃バイトはいい人たちばかりで楽しかった(ホームレスさんたちとの闘争は若干あ…

影踏み

そろそろ期限が切れるからTOEIC受けるかなあ。関係ないけど「不良番長」シリーズどこかでレンタルしてないかしら。横山秀夫『影踏み』。「ノビ師」真壁を主人公&探偵役に据えた連作短編集。単行本で読んだ気がしないでもないが、まあ夜のお供に。出来はそれ…

名人―志ん生、そして志ん朝

「NEWS23」が始まった辺りでHDDが停止したのに気付かず、しばらくの間「長い放送事故だねえ」と勘違いしていた自分のアホさ加減よ。小林信彦『名人―志ん生、そして志ん朝』。文庫を本屋で見かけたので、単行本をひっぱり出して再読。そういえば結城昌治の『…

Barry Lyndon

来年度のテキスト選定でひとしきり悩む。『バリー・リンドン』。原作はW. M. サッカレーの同名小説 "The Luck of Barry Lyndon"(1844)。ちょっと必要があってとりあえず映画の方を。 従姉妹の婚約者に怪我を負わせことで故郷を捨てざるを得なくなったバリ…

Broken Flowers

壮絶な寝言で目が覚める。壁キックで負傷しなかっただけ良かった。『ブロークン・フラワーズ』。最近のジャームッシュ作品のなかでは佳作の部類。ドン(ビル・マーレー)が過去の恋人たちを訪ね歩くロードムービー。一歩間違えると大層悪趣味な作業になりが…

It’s Alive !

授業一つ。試験返却と解説。『LOST』のシーズン1も残すところあと二本。『悪魔の赤ちゃん』(1974) 的な展開を期待していたのだけど、そこまで露骨にする訳ないか。テレビシリーズだし。石持浅海『月の扉』。帯の惹句は言い過ぎ。うーん、超自然的なものを題…

アイルランドの薔薇

何度も見直しながら試験作成。石持浅海『アイルランドの薔薇』。和平交渉の舞台を整えたい北アイルランドのカトリック系武装組織と組織内部の反対分子との確執が引き起こした殺人と、それに巻き込まれる観光客を描いた良作。アイルランド問題もコンパクトも…