エントロピーってこんなのでしたっけ

夜更けのエントロピー (奇想コレクション)

夜更けのエントロピー (奇想コレクション)

近所の市立図書館から借り出し。収録されている7編の短編の中から、とりあえず3編を。「黄泉の川が逆流する」は死者の復活を成し遂げるキリスト教根本 (原理) 主義者について。「ドラキュラの子供たち」は、原作の『ドラキュラ』(1897) を読んだ誰もが感じるであろう輸血の杜撰さや吸血行為について回る病気について。そして、息子の事故死を経験した保険会社勤め?の男性が、他人の事故や自分の事故体験などとも重ね合わせながら、死や事故についてのエントロピー (事象の不確かさ) に苛まれる表題作の「夜更けのエントロピー」。「夜更けの...」はまさしく寝る前に読んだので、内容についてはかなりあいまいです(ごめんなさい)。