2006-01-01から1年間の記事一覧

ニッポンのマンガ

授業二つ。『ニッポンのマンガ ― AERA COMIC』。手塚治虫文化賞10周年を記念した浦沢直樹、高野文子ら五氏による描き下ろしから、プランゲ文庫に収蔵された未公開の手塚作品までと充実した一冊。

4TEEN

授業二つ。実習で結局三週流れたのでずいぶん久しぶり。腰に毛布巻いてるけど、そんなに寒いか。石田衣良『4TEEN』。文庫になってすぐ購入したものの一年近く積んでました。それほど出来が良いとは思わないが、中学時代がこんなに洗練されてたらその後の人生…

猫三味線

授業準備。試験問題の作成など。『猫三味線』。猫なら化けてようが猫娘だろうがなんでもいい。詳しいあらすじはアマゾン等を参照いただくとして、「ゲゲゲの鬼太郎」の元ネタ「ハカバキタロー」の辰巳恵洋による画と梅田佳声のナレーションで癒される。

無題

来週は学会ということでちょっと頑張ってみるも腰砕け。編入試験を受ける学生数名から添削を依頼されていたのでそれをちょこちょこ。ある程度専門用語を覚えとかないとどうにもなりませんな、これは。などと偉そうなことを言ってる割りに、『ER 緊急救命室』…

ステーションの奥の奥

小テスト採点やデータ入力。あと自分の作業。山口雅也『ステーションの奥の奥』。「吸血鬼もの」だということで何はさておき読む。フェルディナン・P『吸血鬼の考察と実態』は知らなかった。自称吸血鬼の著者による私家版らしいです。そこはかとなくトンデモ…

ゴスフォード・パーク

授業一つ。『ゴスフォード・パーク』。授業で使えないかしらと思いながら鑑賞。階上では貴族たちがそれぞれ胸の内を探りあい、階下ではそうした貴族のゴシップに花を咲かせる使用人たち。登場人物がやたら多くて人間関係の把握に難儀するのに加えて、途中、…

ウェザーマン

授業二つ。『ニコラス・ケイジのウェザーマン』。タイトルはこれでいいんでしょうか。やることなすことうまくいかないお天気キャスターのニコラス・ケイジ。天気予報と若かりし頃に抱いていた将来の自分の予想を掛けて、それがはずれた時に人はどう折り合い…

超落語

授業二つ。立川談笑・唐沢俊一『超(スーパー)落語!立川談笑落語全集』。「壺算」ならぬ「薄型テレビ算」、「紺屋高尾」ならぬ「ジーンズ屋ようこたん」、さらには「芝浜」ならぬ「シャブ浜」など改作ものの速記本。談笑による注釈も楽しい。

ホームドラマ

新堂冬樹『ホームドラマ』。『背広の下の衝動』を再編集し、書き下ろしと雑誌に掲載された短編を抱き合わせたもの。どうも純愛ではなさそうだということでエログロを期待してたのだけど、どちらとも違う路線のようです。『立川談笑』二枚組みのDisk1から「…

Grim Grotto

作業しながら、Lemony Snicketの11巻をCDで。舞台は海中。潜水艦に危ういところを救われたボードレール三兄妹。妙なテンションの船長のもと、洞窟へある物を探しに出掛ける。末っ子のサニーはとんでもないことになるし、まったく謎が解決されないしで、い…

馬鹿が戦車でやってくる

どうも体調がすぐれないが気のせいにしとく。『馬鹿が戦車でやってくる』。ウィッシュリストの上位に入れといたんですが、どうも遅きに失したようで。。なにはともあれ「馬鹿シリーズ」の最高傑作。戦車を除けばまんま「日本昔ばなし」の設定だけに、最後、…

妖精のアイルランド

終日作業に励むもそれほどはかどらず。下楠昌哉『妖精のアイルランド』。アイルランド民話の妖精譚に登場する妖精「取り替え子」"changeling" のモチーフをイェイツ、ストーカー、ワイルド、ハーン、ジョイスの作中に見出そうとするもの。行き過ぎた妖精信仰…

オリジナル/カヴァー

授業一つ。エルトン・ジョンの "Your Song" と槇原敬之のカヴァーでディクテーション。となるとどうしても話題をそっちへ持って行きたいのをぐっと堪え、地味に授業。授業で使えるかどうかは不明ながら、なにかの役に立つかも知れないので、オリジナル/カヴ…

芸三昧

創立記念日の振り替え授業の為お休み。HDDから笑福亭鶴光「木津の勘助」と神田伯龍「木っ端売り三次」。前者は大阪の侠客勘助の噺。それほど長い噺ではないせいか、尺を埋めるために地理歴史の講釈や駄洒落多め。後者は御年80歳を迎える神田伯龍の講談で三次…

ナニー・マクフィー

授業二つ。『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』。昨今のファンタジーとは一線を画し、メイドと主人の身分違いの愛を描く「心暖まる」系の作品。エマ・トンプソンが好演しています。マクフィー役は日本人だと夏木マリあたりか (特に意味はなし)。余裕があ…

落下する緑

今週、来週と実習のため非常勤お休み。授業で使用するCDの編集など。田中啓文『落下する緑 永見緋太郎の事件簿』。天才テナーサックス奏者永見を探偵役に据え、代作やクラリネットの紛失、トランペッターの失踪に大御所作家の遺作なんかを切り口にした連作…

立川談笑

後輩を送り出して二度寝。寝すぎて腰が痛い。『立川談笑』。2005年に真打昇進を果たした『とくダネ!』のレポーターでもおなじみ立川談笑のメジャー・デビュー第一弾。二枚組みのうち「河内山宗俊」と「時そば」を。好みもあるけど、実力は兄弟子談春の方に…

学会

中四英文学会@安田女子。児童文学会と日程が重なってしまったので、今回は不義理してこちらへ。体調悪し。だからって訳ではないけど、発表2本と講演会のみ。講演では、こんな授業できるところなんて限られてるよなあとか、アンソニー・ホプキンスを知ってる…

「性」のミステリー

小テスト作成とCD編集。あと自分の作業。季節が悪いのか本がなかなか読み進まない。伏見憲明『「性」のミステリー ― 越境する心とからだ』。古本屋で105円。飲み会に集まった9人の男女 (一見男女とも複数いるような設定) のなかから本当は一人だけしかいな…

ランド・オブ・プレンティ

授業一つ。図書館で借り出しと資料のコピー。『ランド・オブ・プレンティ』。ヴェトナム帰還兵のポールは、9・11以後平和ボケしたアメリカを憂い、一人テロリストと孤軍奮闘。携帯の着メロは「星条旗」だし、あら捜しをしては勘違いに終始する姿は滑稽といえ…

AVANTI

授業二つ。変な時間に寝たせいか体がだるい。鯨統一郎『邪馬台国はどこですか?』。たぶん再読。歴史学者二人を向こうに回して、フリーライターの宮田が歴史の常識を覆す歴史ミステリ (というとちょっと語弊があるか)。いわゆる「ミステリ」ではなくて、井沢…

最強伝説黒沢

授業二つ。ぼちぼち論文。『最強伝説黒沢』。人間性を問ういつものジリジリした展開とは違って、自称人生の最底辺でさまよう黒沢がいかにして人望を得て、「米軍」なみの強さを身につけていくかを描く。仲間の建設作業員の出来合い弁当にアジフライをこっそ…

ブロークバック・マウンテン

授業二つ。専門用語が辞書に載ってないんです、と編入試験目前に言われても困る。『ブロークバック・マウンテン』。1960年代初頭のアメリカ中西部では、同性愛者は文字通りクローゼットのなかでしか生きられなかった (というか愛を成就できなかった) という…

予期せぬ出来事 3.3

ずいぶん間が空きましたが、ぼちぼち再開します。『予期せぬ出来事』第3集vol.3。植物にも感情があってそれは生体電気によって確認できるらしい、というのをどこかで聞いたことがあるけど、そのお話「音響捕獲機」(The Sound Machine)、負債を抱えて首の回ら…

予期せぬ出来事 3.2

授業二つ。前期試験返却と解説。授業後「あのー、先生。ご相談が」と上目遣いで見るのやめれ。『予期せぬ出来事』第3集のvol.2。タイトルとは不釣合いなコントのような展開。正確にいうと「死者」ではなくて「生者」になるのかな「死者の悪口にご用心」(Neve…

座右の銘は出たとこ勝負

授業二つ。『BBC ワールド・アニマル・カップ ― スポーツの祭典』。ディスカバリーチャンネルのかと思ったらBBCでした。人間サイズにしてみるとこんなに凄いんですよ、という動物愛・昆虫愛に溢れた作品。総合格闘技のを作ってくれないかな。戸川純『玉姫様…

予期せぬ出来事 3.1

授業二つ。大いにすべって大怪我。『予期せぬ出来事』第3集のvol.1。大人になった今も学生時代の力関係に翻弄される男の話。9月号の『en-taxi』でもリリー・フランキーとの対談で井上陽水が似たようなこと言ってたけど、永久に浮き上がれないよなあ。「負け…

猫村さん

授業準備。小テスト作成。その他雑務。『きょうの猫村さん』。よく猫がイカを食べると腰を抜かすというけれど、実家の猫はイカを食べても平気なので (量によりますが)、この辺りはリサーチ済みなんでしょう。甘いものとかタマネギなんかがダメなんでしたか。

英語で読む世界の昔ばなし

払い込み期限を過ぎてから納付したので、保険証の有効期限が切れたまま。はよ、送付して。『英語で読む世界の昔ばなし』。5話ほど収録されていて1050円はお買い得。そんな話だったっけっていうのも結構あって、楽しめます。

地獄プロレス

歯茎が痛い。『地獄プロレス』。はまぞうでは大日本プロレスのしか出ないので、作品紹介をリンクしときます (別にいらん)。小人プロレスが観れたのは収穫。「ドラえもん」の声優総入れ替えの時に我修院達也にスネオ役をやらせても良かったと思う。